11月8日は【いい歯の日】です。
定期的に歯のチェックはしていますか？歯のケアは、毎日の歯磨きだけで、定期的に歯科医院へ通ってケアをしてもらう習慣はないと言う方が多くいらっしゃいます。
痛みや不具合があれば歯医者には行くけれど、何もないなら歯医者は通わなくても良いと思っていませんか？それは実は間違いです。
自分の歯を生涯維持するために重要なポイントについてまとめました。ご自身のケアの参考にしてください！
大切な歯を失う原因は？
歯を失う二大原因はむし歯と歯周病です。
2018年に全国2,345の歯科医院で行われた調査（※１）によると、歯を失った原因の第一位は歯周病（37.1％）、第二位は虫歯（29.2％）となっています。
※１（公財）8020推進財団「第2回 永久歯の抜歯原因調査報告書」
https://www.8020zaidan.or.jp/pdf/Tooth-extraction_investigation-report-2nd.pdf
比較的若いうちはむし歯で失われる場合が多いのですが、残った歯が少なくなるにつれて歯周病で失われる歯が多くなります。虫歯や歯周病は早期に見つけ、歯科医院できちんと治療することが必要です。虫歯や歯周病は放置しても自然に治癒することはありません。
定期的な通院が必須！歯科医院ケアの重要性
さらに、虫歯や歯周病の治療が終わったとしても、歯科医へは定期的に通院する必要があります。
虫歯菌や歯周病菌を完全に口の中から排除することは不可能で、これらの原因菌は、また虫歯や歯周病を発症する機会を常に狙っています。
さらに、毎日の歯磨きだけをしておけば、予防できるわけではありません。なぜなら、毎日の歯磨きだけでは原因菌をコントロールすることは困難だからです。定期的に歯科医院へ通院し、お口の状態チェックとプロのケアを受けることが重要です。
歯科衛生士さんらの行うプロのケアは、専門の機械を使用して普段の歯磨きでは落とせない汚れを、しっかりと落としてくれます。加えて、セルフケアの方法や汚れが残りやすい場所などを観察して、その人に必要なケア方法やケアグッズを紹介してくれます。
45歳以上の人の半数は歯周病！？
45歳以上の人の半数は歯周病があると言われています。大人になると自分で歯医者へ行かない限り、歯科検診を受ける機会はなかなかありません。痛みが出てから…と言っていたら、それは手遅れかもしれません。
歯周病は中等度以上にならないと、痛みが発生しません。さらに、何か食べる時に激痛が走る…まで進行すると、重度の歯周病となっていることも…。この場合は、歯を抜くしか治療法がなくなることもあります。
さらに！歯周病は口の中だけでなく、糖尿病や心筋梗塞などの全身の病気にも関係することがわかっています。歯周病を発症しているのであれば、早めの治療が重要です！
そのためにも、まずは自分の口の中を歯科医院でチェックしてもらいましょう。
まとめ
定期的に歯科医院へ通院する習慣がなかった人はどの歯科医院へ行けば良いか分からないかもしれませんね。
良い歯医者に出会うのは大変と言う方もいらっしゃいます。まずは自宅の近くや、勤務先の近くで通いやすい場所から探してみるといいでしょう。予約や問い合わせの際は、「歯のケアと定期チェックをしてほしい」とお願いしてみましょう。
歯は失ったら取り戻すことはできません。今ある歯をいつまでも大切にしましょうね！
